説明すると、20代の後半から30代の前半で最初の家を探すとき、無理をしてやたらにいいところにとかやや広い家にと、背伸びをしてしまうと、あとで負担がキツクなってしまって失敗してしまいます。最初にマイホームを買うときは、家族もせいぜい小さい子が1人か、まず増えても2人。資金調達能力もそんなにありませんから、広い家を考えないで、「ある程度は狭くてもいいんだ」と思うことが大事です。「どうせならお父さん、いま無理をしていい家を買っちゃいましょうよ」と奥さまがたはいいますが、車だったらちょっと高くてもローンを払えるけれども、マイホームは3000万円、4000万円するわけですから、無理して買ってしまった、その無理が毎月のしかかる負担というのはかなりキツイものなのです。もう一間欲しいと思うけれども、そのもう一間に手を出すと、あとで首を締めることになってしまいます。そういう自分の能力を越えたマイホームは望まずに、いまの収入、資金調達能力、返済能力、家族数、それから仕事の種類など、いまの環境にあわせた、身の丈にあったマイホームで我慢することが成功の秘訣です。「そこに一生住むわけではなく、長くて10年ぐらいのつもりで、いずれ買い替えをしてもっと広い家に行くのだから、もっと便利なところに行くのだから」こういうふうに自分を、あるいは奥さんをなぐさめるというか説得して、「いまはこのへんで妥協しておきましょう」という気持ちを持たないと、30代でのマイホーム取得はなかなかむずかしいことは事実です。
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